〜これを知るを知るとなし知らざるを知らざるとなす~という一節をご存知ですか?

自分が何を知っていて何を知らないかがしっかりと分かっている人が賢い人であるという意味ですが、哲学の父とも呼ばれるソクラテスはこれを「無知の知」という言葉で表しています。自分が無知であることを自覚せよという投げかけはもしかしたら現代の我々には少々耳が痛くなるようなセリフかもしれませんね。我々は今情報が溢れている世界で生きているので、なんでもパソコン一つで調べることができるあまり、物事の本質を知ろうとしていないのかもしれません。特に日本の教育では何かを突き詰めて考えるということをせず、教師や親があたかも全て知っているかのように子供達に間違った常識を伝え続けています。自分たちが実はいかに無知であることを知らず、自分達がいかに物事を分かっていないかに気づかずに平気で間違っていることを若者に伝えてしまっています。例えば太陽系の惑星はかつては9個でしたが今は冥王星が外れたので8個ですね。常識とは常に変化するもの。

実は人は無知である自分に気付いたとき、本当の知を得ようと努力が始まります。本当に物事を「知る」と言う事は、その知識をその人が自らの現実世界で使わなければ実現しません。 「知行合一」 という言葉にあるように実行しなければただの物知りで終わりです。知ると言う事は実行する事で初めてたどり着ける領域なのですが、「言うは易し 行うは難し」で得た知識を実践するのはなかなか難しいですね。

私の英語体験授業や記憶術セミナーなどに初めて来る方達でよく口にするのが「それ知ってる!」「それ聞いたことがあります!」と言う言葉。

例えば私がバラと言う漢字書けますか?と聞くと「知っているけど書けない」と多くの方々が言います。

しかし漢字というのは、読めて・書けて・意味がわかり・実際に使うことができて初めて知っていると言えるのです。

自らが「何が分からないか」を知り、自らが「何が分かっているか」を知ることが賢者への第一歩です。無知の知を認識し、うわべの成功ではなく自らの成長に拘っていきたいものですね。そんな自らの無知さを知り自己成長を実感できる場所がリオンです。

リオンアカデミー情報

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