~柳は緑 花は紅~

人は誰しも、自分だけの眼鏡をかけて生きている。この世の中には、目に見えず、手でもさわれない、形のない眼鏡というものが存在する。それが「思い込み・先入観」という名の色眼鏡である。我々は、自分だけがかけている”眼鏡”を通して世界を見ている。

あなたがつけている眼鏡にはどんな色がついているであろうか?その眼鏡が限りなく透明に近いものであれば、世界はあるがままの姿で眼に映ることだろう。しかし実際には透明の眼鏡ではなく、私たちは知らず知らずのうちに偏見や先入観という色のついた眼鏡をかけているのかもしれない。柳は緑 花は紅。緑色の柳が緑色に見え、赤い花が赤い花として見える、そんな当たり前の景色があなたには見えているだろうか?当たり前の事実を、当たり前に受け取ることができているであろうか?自分本位に歪めて理解してはいないだろうか。ありのままを、ありのままに受け取り、そこに真実を観る。余計な価値判断を捨て、純粋な心で物事を見てみよう。